ついさっき、腰痛を再発した。
ちょうど猫の缶詰を開けようとしていたところだった。台所の脇では、愛猫がソワソワとこちらをうかがっている。
「あっ――」
そう思った次の瞬間には、もう膝をついていた。とっさに腰へ負担のかからない体勢を取る。
意外というべきか、以前から知っていたはずなのに毎回忘れるというべきか、腰にとって「負担の少ない体勢」と「楽な体勢」は必ずしも一致しない。
負担の少ない姿勢のまま動きを止める。
そして、今回の腰痛がどの程度のものか確かめる。
それほどひどくはない。
むしろ軽度だ。
だが、油断はできない。
ここで無理をすれば、数時間後、あるいは明日になって一気に悪化する可能性もある。しばらくは様子を見るべきだろう。
しかし、そのすぐ隣には、長毛の立派な尻尾をバタン、バタンと床に打ちつけながら、顎を私の足にこすりつけ、「もう待ちきれない」と言わんばかりに鳴く愛猫がいる。
ご飯の時間だ。
私の腰の都合など知るはずもなく、愛猫は今か今かと缶詰が開くのを待っている。

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